【B Lab 研究員紹介】No.12 江端 浩人さん
様々な業界の第一線で活躍する「B Lab研究員」を紹介するシリーズ。今月は、iU教授で江端浩人事務所とMAIDX LLC 代表の江端浩人さんに話を伺いました。
江端 浩人(EBATA, Hiroto)
iU 教授・江端浩人事務所・MAIDX LLC 代表
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでiマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長、アイ・エム・ジェイ執行役員CMO、ディー・エヌ・エー(DeNA)執行役員メディア統括部長、MERY副社長などを歴任。現在は各種企業のDXやCDOシェアリング、次世代デジタル人材の育成に尽力している。メンバー7500名の次世代マーケティングプラットフォーム研究会主宰。
Q. 最近取り組んでいるプロジェクトや活動について教えてください。
常に新しいことに取り組むことを自分のライフスタイルとしています。最近はeSportsやChatGPTなどにも興味を持ち、さまざまなプロジェクトを推進しています。
■ 次世代マーケティングプラットフォーム研究会
もともとコカ・コーラやマイクロソフトでマーケティングを行っていましたが、Marketing 4.0に向けてどのようなマーケティングプラットフォームが必要になるのか検討する「次世代マーケティングプラットフォーム研究会」を立ち上げました。現在は約7,500人のメンバーが参加しています。研究会では有識者を招いて話を伺ったり、メンバー同士でアイディアを出し合ったり、交流したり。最近は、iU生も参加しており、学生や社会人の垣根を超えた形でAIやマーケティングについて議論する場を提供しています。参加してくれる社長や役員からは、大人が思いつかないような斬新な意見を持つ学生とと意見交換できると、大変好評です。今後もリアルな交流できる場を設け、発展させていきたいと考えています。
■ Chat GPT プロジェクト
最近では、ChatGPTのマーケットや仕事での活用法に興味を持ち、先日フジテレビ公式YouTube番組「#シゴトズキ」と連携して「ChatGPTシゴトへの活用法」の公開収録講座と学生によるアイディアプレゼン大会を開催しました。
iU生から応募された17のアイディアを最終的に3つに絞り、当日は学生によるプレゼンテーションが行われました。準備期間が非常に短かった(わずか3日間!)にも関わらず、非常にレベルの高いアイディアが集まり、審査員からも「おもしろいアイディアだ!」と大いに盛り上がりました(当日の様子は後日youtubeでご覧いただけますので乞うご期待)。アイディアのプレゼン大会だけに留まらず、今後も企業と連携して、企業におけるChatGPTの活用法の実証実験を行う予定です。
おもしろいアイディアを持つiU生と企業を繋げ、化学反応のような創造的なエネルギーがうまれることを非常に面白いと感じています。ゼミの活動でも、2月にみんなで京都に行き、京セラ、ワコール、中野製薬の社員の皆様と意見交換をしました。私のゼミでは、実際に企業訪問をし、学生が勝手に提案を行うスタイルをとっているのですが、学生と企業の双方にとって非常に有益な学びの時間となっていると思います。
★ChatGPTプロジェクトに関心のある方はこちらから
■ e sportsプロジェクト
私自身がe sportsの団体をお手伝いしていることもあり、eSportsのチームにiU生がインターンに行ったりしているのですが、iUでもeSportsのプロジェクトを推進したいと思っています。まずはeSportsに興味のある人を広く集め、iUにeSportsができる環境を整備し活性化を図ったり、地域復興×eSportsに関連する活動を始められないかと思っています。
上記の次世代マーケティングプラットフォーム研究会、Chat GPT、eSportsにご関心のある方や連携いただける方は是非ご連絡ください!